「あしたの、喜多善男」1日目 松田龍平出演
名シーン連発で、次が気になるとても面白い作品でした。
録画を見るとさらに役者と製作陣の凄さを実感。
では、面白かったところを思いつくままに。
①喜多と平太 タクシーシーン
平太が終始、喜多さんと違う方向を見ている演出がよかったです。
こういうのって何かセオリーがあるのかもしれないけど。
絵画のときの△配置みたいに。
ただそれだけなのに美しい。
そして喜多さんを嵌めたときに「パン」と腿をうつ平太がいい。
キャバクラ階段シーンで、
喜多さんの名前の由来を聞いて笑う平太がくったくなくて
この2シーンで平太の存在感が伝わってきました。
②神棚のあるキャバクラ事務所
セリフがほとんどないリカの表情を
こまめに入れている編集が何気に面白かった。
瞳のクリクリした千明さんだけに目が物を言っているなーと感じたシーン。
③金髪男出現
おっかけっこも面白かったが、何より電車の通るタイミングが面白すぎ。
こうした細かい手の込んだ演出が「喜多善男」を面白くしているんだと感じられたシーン。
④中村屋のインドカリー
カレーが来たときの喜多さんのリアクションといい、みずほを回想する喜多さんのうっとりモグモグなシーンといい、面白いシーンの連続。
もちろん「○いな」のセリフは何度聴いても可笑しいし。
みずほ役の小西さんもすごく良かったです。
こんなにいい女優さんだったんですね。知らなかった。
小西さんの表情とセリフ、見入ってしまいました。
⑤もと高級エステで
実はここで喜多さんが語る身の上話はあまりに暗くて吐き気がしました。
ハリウッド映画のくだりなど暗くてどんより過ぎ。
平太の存在で何とかしのいだ感じ。
⑥ナイフ男
暗いシーンのあとだけに、このドタバタ加減は相当愉快でした。
逃げ回る喜多さんの動きが笑える。
キャバ嬢のみなさん、大活躍だし。
一方、平太は「探偵物語」の工藤ちゃんチックで、さらにひと味違うという…
なんとも絶妙なさじ加減。
⑦美しいタクシーシーンからジャズクラブへ
今回のハイライトはここでしょう。
粋な一輪のバラ。
「アローン・アゲイン」4ビートバージョンの進行に合わせて、
絶妙に進行する物語。
感服しました!
吉高由里子さん、初めて見ましたが素晴らしかったです。
もう魅入りました。いや見入りました。
やがて携帯を置いて、サングラスを外して…。
映像も凝ってて大好きなシーンです。
⑧二人の喜多善男
ネガティブ善男出現シーンは小日向キャスティングの妙を存分に味わうことが出来ました。
この葛藤あってこそのドラマという感じがしました。
見ているこちらまでもが追い詰められるシーンですが、
そこに天使が出現。
この緩急がたまりません。
彼女のギコギコした動きが最高ですね。
宵町しのぶ万歳!
⑨松田龍平さんの矢代平太
これまでにない役回りで、裏社会に通ずる活力にあふれた人という位置づけ。
声のトーンも下げ目で、ドスをきかせていましたね。
笑顔の多い役柄も初めて。
オフでの龍平さんはくったくのない人柄で、笑顔も多い人みたいなので、
(舞台挨拶時はまったく違う)
むしろ素に近い龍平さんを堪能できるかもと思って楽しんでいます。
⑩音楽
キャバクラ嬢と宵町しのぶの歌がはまりすぎ!
小曽根真氏の音楽は最初、「う~ん」となりましたが、
次第になじんできたというか、
メロディーラインが印象的な曲よりこのくらいの控えめさがよいかもと思い始めました。
かつて福岡ブルーノート閉店時に小曽根氏のライブを聴きに行きました。
ギルバート・オサリバンの「アローン・アゲイン」は
もともとジャズのスタンダードではないですが、きっと歌詞の内容から当てはめてきたのでしょうけど、非常に印象に残りました。良かったです!
もちろん、小曽根真さんの演奏つきなのが良かった。
山崎まさよしさんのエンディングテーマもいいです。
松田龍平さんはなにかと山崎さんと縁がありますね。
⑪エンドロール
エンドロールもすごいツボでした。
平太に特にビビビときました。
地図を見せて、ストップウォッチを押す平太は策士な感じがしていいですね。
あの感じでストップウォッチを押したいですよ。
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1/8(火)22:10~23:14
「あしたの、喜多善男 ~世界一不運な男の、奇跡の11日間~」
#1 臆病な奴が死ねるのかよ
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